先日、ご機会を頂き、ジョルジュ・ルオー展に行かせていただきました。
ルオー自身の画家としての関心事は、単なる造形的な探求を超えて、人間の魂の姿を描き出すことでした。
ルオーが最大の主題にしたのがキリストの受難など聖書のテーマであり、
サーカスの道化師や貧しい労働者といった人々にも目を向けているそうです。
人間が抱える苦しみや悲しみを正面から見すえ、深い愛と共感のもと描き続けたルオーの作品は、今なお多くの人々を惹きつけてやみません。
晩年のルオーの画。
オレンジや黄色の油絵の具を塗り重ねたマチエールは明るく鮮やかで重厚。
固まった溶岩のような厚塗りの画面から、一筆一筆にルオーの祈りが込められ、神聖で幸せな世界を感じることができる。
今回、有楽町の出光美術館へ見に行ったのですが、通りの街路樹の殆どにが光っていました。
写真だと微妙ですが、実物はとても綺麗なイルミネーションでした(^^)
道行く人達が皆イルミネーションを見上げて「綺麗だね」とかつぶやきながら、ゆっくり歩いて行く様子もちょっと良かったです(笑)